獅子へ舞を捧げて。

ヨジャドルが好きなヨジャによる走り書きのメモのようなものです。

今さらですが、(G)I-DLEの「Oh my god」について考察してみました。

はじめまして。kaoriです。

 

アイドゥルちゃん達は新たにカムバしてるので

正直今さら!?って感じですし

 

他の方の考察もちょこちょこ見させてもらったりしていたのですが、

 

今日は我が最推しの「Oh my god/(G)I-DLE」のMVについて自分で考察していこうと思います。

 

何故、自分で考察をするにあたったのかといいますと、

 

MVが公開された当初、歌詞の二人称が”She”であることから

 

「同性愛」の曲?と話題になりましたよね。

 

対して制作したリーダー・ソヨンは

 

「このアルバムのテーマは”I trust”(信じる)。”She”は自分自身のことで”自分で自分を信じる”という意味を込めている」

 

といった旨の話をしていました。

 

まぁ、作った本人がそう言うのですから

それが正解なんでしょうが(笑)、

 

でも何度も聴いて腐るほどMVを見て

 

やっぱり私には同性愛的な要素を感じるので

 

ややこじつけな部分もあると思いますが、

 

一考察だと思って見ていていただけたら嬉しいです。

 

まずは歌詞(和訳)から見ていきたいと思います。

 

 

眩しい空に視線を遮られたまま

あなたの胸に抱かれる

流れる音楽に気をとられたまま

そのまま吸い込まれる

 

Oh god

助けて 助けて

息を呑むように感じる

自由にして

溶けてしまいそう So sick

 

休む間もなくのめり込み あちこちで弄ぶ

理性を打ち破り勝手に入ってくる

危ないからこそ欲しいし 痛みまで抱えたい

結局あなたを抱くの 私は

 

Oh my god

彼女は私を空へ連れて行ってくれたの

Oh my god

彼女は私に全ての星を見せてくれたの

 

Baby Baby 飛びつくように come in

Make me make me

気が狂いそう like it

 

あぁ神様 なぜ私に

こんな試練を与えたのですか?

これは地獄からのコール?

止められない いったいどうやって

彼女から抜け出すのですか

暗いブラックホールの中で八つ裂き

コントロール不可能 砂糖をかけた麻薬のように

これが罪なら罰でも甘んじて受けるわ

 

狂気的に美しく 改めて見れば悪魔のようで

理性をすり抜けて勝手に入ってくる

火花のように強烈で火傷するほど愛して

結局あなたを抱くの 私は

 

Oh my god 彼女は私を空へ連れて行ってくれたの

Oh my god 彼女は私に全ての星を見せてくれたの

 

濃い紫の光 香りを全身に染めて

高く広い空の あの果てまで広がる

濃い赤色の愛を顔に刻んで

誰が何と言おうと恋に落ちる

 

Oh my god 彼女は私を空へ連れて行ってくれたの

Oh my god 彼女は私に全ての星を見せてくれたの

 

眩しい空に視線を遮られたまま

あなたの胸に抱かれる

流れる音楽に気をとられたまま

そのまま吸い込まれる

 

やっぱり歌詞は女性が歌っているとなると

同性愛の曲に聞こえますよね。

 

特に「彼女は私を空へ連れて行ってくれたの」なんかはある種隠語のようにも感じます。

 

禁断の愛に苦しみながらも溺れていく

そんな歌詞ですね。

 

もちろん、”同性愛=禁断”なんて考えはもう古いですが、

 

タイトルの「Oh my god」は

本来は神を信じる人々が使う言葉。

 

キリスト教では古くは同性愛を「罪」とされていたため、

 

歌詞にも「地獄」「罪」「罰」「悪魔」などといった表現で表されています。

 

 

次にMVのストーリーですが、

 

 

簡単なストーリーを話すと

 

悪魔スジンの手によって白の世界にいたメンバーたちが黒い世界に染められていく

 

みたいな感じですよね。

 

天使と悪魔は「正義」と「悪」のように使われる事が多いですが、

 

今回は天使を「理性」、悪魔を「本能」という風に

解釈してみます。

 

まず、このMVを紐解いていくにあたって注目したいのが””です。

 

このMVは主に4つの色で多くを色付けられています。

 

一番多く映されるのは天使と悪魔を表す「白」と「黒」です。

 

ここでは先程言ったとおり「理性」と「本能」としましょう。

 

次に多く登場するのはです。

 

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赤は歌詞に「濃い赤色の愛」とあるので「」とします。

 

4つ目はです。

 

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紫は天界にも悪魔界にも出てきて、

シュファのパートにも「濃い紫」とあります。

 

紫はLGBTの象徴「レインボーフラッグ」では”精神”を意味します。

 

そしてこの4つの色の他に黒の世界で

カラフルに照らされるライトがあります。

 

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これもLGBTの象徴「レインボーフラッグ」を意味しているのではないかとこじつけます(笑)。

 

次にメンバーそれぞれのキャラクターについてですが、

 

ミヨン、ウギ、シュファは天界にいる天使たち

 

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彼女たちが理性となる。

 

スジンは本能のまま人を愛する悪魔の姿をしています。

 

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ミンニは基本的に天界でも魔界でもない、

ただただ真っ白な部屋に連れてこられ、怯えている

まだ本当の愛を知らない純粋で無垢な存在。

 

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ソヨンは唯一黒の世界と白の世界を行き来する存在。

本能では女性を愛しているが、表では姿を偽っている。

 

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ミンニとソヨンが主人公的なキャラクターで

 

ミヨン、ウギ、シュファ、スジンは2人の理性と本能の中にいるキャラクターなのではないかと思います。

 

では、順にストーリーを追っていきます。

 

まず、最初はミンニが男性2人に

不本意に白い部屋に閉じ込められ、

怯える彼女に赤い液体(愛)が注がれます。

 

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次の場面でソヨンが唇ついたワインを拭っていることから

ミンニへの愛の主はソヨンであることが分かります。

 

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戸惑うミンニはソヨンの愛から逃げようと理性(天界)に助けを求めます。

 

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ですが、その扉の先で

悪魔(スジン)の姿を見たウギは倒れ込んでしまいます。

 

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その次のミヨンもうっかり手を滑らせ

グラスに入った赤い液体(愛)を注ぎ、

本能(魔界)に火をつけてしまいます。

 

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その愛を受けたソヨンは本能の姿を現します。

 

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そして悪魔スジンが登場しますが、

そこは先程までミヨンがいた場所。

 

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もう既に理性が失われ始め、本能に侵食されてきています。

 

ソヨンは有刺鉄線を越えてまた理性と本能を行ったり来たり、

自分でも感情のコントロールが出来ず苦しみます。

 

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天使ミヨンの足元すぐそこには悪魔の手下が来ており、

ミヨンはついに天界から引きずり落とされてしまいます。

 

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ウギもまた地獄へと真っ逆さま、

本能の姿へと変わってしまう。

 

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一番のサビではスジンだけがいたレインボーに照らされる場所には

2番のサビでは全員で踊っています。

 

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スジンは完全自由の身となり、

理性に制御されることなく恋愛ができるように。

 

ミンニもついに自分の中の本能が目覚め、姿を変える。(ソヨンの愛を受け入れる)

 

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ちなみにスジンが持っている”林檎”といえば

アダムとイブが口にしたという諸説がある禁断の果実。

 

聖書の元となった「創世記」では”善悪の知識の実”とされ、

理性を失ったアダムとイブが口にし、神から追放されたという点では

このストーリーとも近しいものがある。

 

天界で一番力を持つシュファは

理性を取り戻すために有刺鉄線を越え

スジンの元へ行くが、

口づけをされ、恋に落ちてしまう。

 

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”AB IMO PECTORE”とはラテン語

”心の底から”という意味。

 

スジンはシュファを、ミンニはソヨンを、

心の底から愛する人を見つけたということだろう。

 

そしてラストは2人が愛し合い、

自分が信じる真実の愛に溺れていって幕を閉じる。

 

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こんな感じで考察は以上になります。

 

天使が悪魔に侵食されていくと捉えると

このMVはバッドエンドのように思えますが、

 

同性愛要素を取り入れて考えると

本能のままに誰かを愛する、真実の愛に辿り着く

いい話なのかな〜と思います!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!